土俵際の攻防戦~前半~

俺は東京で、あるイベントに参加していた。基本的には、関西で活動しているため、東京の知り合いは少ない。知り合いを増やそうとするためのイベントだった。

今はやめているが、arataさんになんとか捩じ込んでもらったイベントだ。
終始arataさんに、とてもよくしてもらった。

arata「今日一人でしょ?じゃあコンビ紹介してあげるよ。おいでー」


現れたのは、るんるんという人だった。

御堂筋「初めまして、御堂筋です」

るんるん「初めまして、るんるんです!」

歳も近く、るんるんくんは爽やか系イケメンだった。






そんなこんなでイベントも終わり……




関東の凄腕、しゅーへーさんもイベントに参加していたため、しゅーへーさんにコンビをお願いした。一声かけだけ付き合ってもらった。

やはり凄かった。声も聞き取りやすいし、なにより面白い。

結局は連れ出せなかったが、貴重な時間だった。





るんるんくんのとコンビに戻った。



とにかく、ひたすら声かけまくった。





遠くの方に、二人組の女の子がいた。メガネをかけていたので、あんまりかわいい印象はなかった。
 
るんるん「あれいきましょうよ」

御堂筋「え?あれはかわいくないでしょ」

るんるん「えー」

御堂筋「みるだけみてみるか」



近くで見てみた。



むしろ、眼鏡子の方がかわいかった。





まじか。

るんるん「どうもー!」
御堂筋「ういっすー。飲みいこかー」

メガネコ「今から私達クラブにいくの」
キャバコ「そうそう」

御堂筋「その前に俺たちと飲もうよ」



なんとか粘ったが……



メガネコ「ていうか一緒にクラブいこーよ!」
御堂筋&るんるん「えー……」


俺らは、二人とも箱が苦手だった。



俺らは

スト師


なのだ。

メガネコ「私達、ゲストあるからー」

御堂筋「え?もしや俺らの分もある?もある?」

メガネコ「ちょっとまって、聞いてみるね。多分500円くらいで入れるとおもうよ」


……500円。普段なら3000~4000円のところを、それなら安い。


そのときの時間も朝の3:30と中途半端で人もいなかったし、まぁいいかと思ってクラブに入った。






が、入り口で普通に3000円請求された。




500円"引き"だった。

 
…………


ロッカーでもたもたぐだついてると、女の子は先にエレベーターに乗って行ってしまった。


うわ、放流された……終わった……




絶望だった。

クラブ苦手なやつが、ゴールデンタイムでもない、残り1時間もないところで、何ができるというのか。

頑張ってメガネコ達二人を探しあてた。しかし、知り合いのDJに挨拶したいとのこと。

クラブでは和めず(T-T)



頑張って、全く別の二人組と和んだ。

そのうち一人を、とりあえず連れだそうと試みるものの、ロッカーの鍵友達が持ってるグダ。

おいおい……



何も起きないまま、俺らはクラブを後にした。


そう、gtの時間だ。
クラブ前とか、色々声かけるもダメ。


正直、少し折れていた。

イベント+遠征だし、即りたいなぁ……


イベントに参加した人達もgt故に、ちらほら出てきていた。


やばい……眠い……


もう5時過ぎやぞ……



坊主。



嫌な二文字が頭に浮かんだ。



御堂筋「なぁ、とりあえずラーメン食べにいかない?もうあの二人は諦めて、gt頑張ろう」

るんるん「そうですね。そうしますか」


はぁ。



ま、シャッター閉まってる店の前に、二人組が座っているから、声かけてからラーメ……


!!!!!!!




メガネコ達やないかーーーーい!


御堂筋「ちょいちょいちょいちょいwwwwwめっちゃ探したぞwwwww」

メガネコ「え?私達ライン送ったよー」

るんるん「あ」



ほんとにきていた。見落としていた。


御堂筋「おっけーー!!すまんね。朝ごはん食べに行こー♪」

女の子二人「はーーーい♪」







眠気なんかぶっ飛んだ。




ここや……ここで頑張るんや……死ぬ気で持ってけ御堂筋……





24時間空いてる居酒屋in




御堂筋「じゃ、とりあえず……」

みんな「乾杯ーー!!」


お酒を飲みながら、朝ごはんを食べた。


正直、コンビ即でよかった。確実な1即が欲しかった。
俺はメガネコにターゲットをしぼり、セパろうとする会話に持っていった。


勝った。

長かった。




メガネコ「あのさ……」


御堂筋「ん?なに?」


メガネコ「私達、みんなでとか、そういう感じだよ?」

御堂筋「えと……どういうこと?」

メガネコ「だから、私達いっつもみんなで一緒に寝たいとか、そーゆー感じだから……」

御堂筋「あー……あーね!」




俺はるんるんくんに目を合わせた



るんるんくんもこっちを見ていた。






そう。



















向こうから乱打診が来ている。
















え?ガチ?








それまで御堂筋は、まともな4平はしたことなかった。




メガネコがこっそり俺の耳に呟く。。。


メガネコ「(この時間はテルーホもパンパンだから、みんなでカラオケ入ろ)」



ど阿呆。カラオケで4平なんかしたらリスキー過ぎるわ。

それまでなぜか鬼ほど写真も撮られていたから、なんかあったら怖かった。

御堂筋「(大丈夫、るんるんの家近いから、みんなでそこいこ)」


メガネコ「(え?大丈夫なの?)」


御堂筋「(大丈夫。本人に了解とったし、)」


御堂筋「ね、るんるんくんの家って、こっから遠くないよね?」

るんるん「うん」


御堂筋「みんなでるんるんくんの家で飲もう♪」



……そう。万が一の4平に備えて、俺とるんるんくんは、宿の相談をしていた。るんるんくんの家は、俺含み連れ込みオッケーらしい。

毎回思うが、乱するコツは、諦めない心と、いかにコンビと相談出来るかだと思う。コンビと擦り合わせが出来なかったら、それはもうコンビではない。











やった!まさか、こんなイベントの日に乱が出来るなんて♪♪

























しかし、今宵(もう朝だが)の乱は簡単ではないことを、


まだ御堂筋は知らなかったのだ。





~後半へ続く~

0コメント

  • 1000 / 1000

御堂筋くぅんの【勝利】ブログ

全てに勝利し、僕は翔ぶんやよ